主演:役所広司、小松菜奈
監督:中原哲也
原作:果てしなき渇き
池袋HUMAXシネマズで見てきました
謳い文句通りの「劇薬エンターテイメント」っぷりでした。
好き嫌いが分かれそうな映画ですが、
とても面白かったです。
一貫したメッセージやストーリーの整合性などを
この映画でもとめた時点で負けな気がします。
途中で入るダサい効果音や、シーン切り替えも
わざと雑に作ってますねあれは。いや知らんけど
音楽、台詞、演技、演出、構図等、部分的に楽しめる要素を
ふんだんに盛り込み1本の映画にした感じです。
DVDで借りたら巻き戻しして何度も見たいシーンがいくつもありました。
特にデパートの屋上でのオダギリジョー、役所広司、妻夫木聡のやり取りがめちゃ好きでした。
邦画は最近、園子温、中原哲也監督のような、「濃い口」の映画が多い気がします。
面白いので、問題ないんですが、この手の映画ばかりみてると
「だし」料理の繊細な旨味がわからなくなりそうで怖いです。
僕が「だし」の違いがわかる人かどうかは置いておいて、
ハンバーガーや唐揚げみたいな映画ばかり観るのは少し控えましょうかね。。
グロいはグロいのである程度耐性がある人がみてください。